| 金色
の太陽 お皿に並んだ目玉 振り返らない未来を ラストワルツは貴方と 鎮社の杜 夏色の日記帳 水面に沈めた月 歓声を上げたアヒル達 風が死ぬ街 ワールドエンド 僕達のタイムカプセル 沈み逝く夕日に向かって 未遂の逮捕状 あきらかな終わり 静かな反乱 別れの時に笑った 白銀の鱗の落し物 心臓の音が聞こえる 名前のない感情に 汚れた手の中の 片足で走った 世代交代は百年後に ブリリアントグリーンの窓 ただいま、愛を収穫中です 白いドレスでさよならと 雨の終わった夜 儚さの中にあった 愛はいらないと嘯く 迷惑な信号機 死花を咲き散らかして 喝采を待つ神様 逝く道を知らない 誰かが描いた未来図 再生の明日 ノックの音が聞こえる |
無月
に飛んだミミズク 息を潜めて占いを 時計の針を止めて 光の中で生きた 組木遊び 不幸せな王様 不誠実な恋人 ゆるやかに息をする 詐欺師と過ごすクリスマス 信じないで 運命の貴方と 萎んだ風船と膨らんだ落花生 さよならは捨てた ハローハローハロー 丸い月の最後 泣いた証明書にサインを 生存を希望します 死人の目録 血溜りに咲いた花 朝焼けに同化 柔らかな哀しみ 遠くで始まった物語 轍に残ったもの 屋根の上の芝居 流れた黒髪の美しさに 再来年にこんにちわ ラッキースターを探して 宿なしのカタツムリ 野薔薇を摘みに 円熟した輪の中で ブドウ酒で乾杯 縺れた答えを引き摺って 木の葉の降る音 上手なウソと下手なイイワケ コバルトブルーの明かり |
磨り減っていく愛情 一歩も踏み出せない 鵺の鳴く夜 透き通る羽根 朝と夜の狭間で エンドレスワルツを貴女と 同じ景色を見ていた 合図はいらない 君とお別れ会 片翼の天使 ゴミ箱の中の運命 目を開けないで、耳を澄ませて 月の歌、風の音色 還りたい夜に ニライカナイの黄昏刻 繋がる手と足と 鏡の中のあなた 星の降る草原で 冷ややかな花びら 空の階段 冷えた涙の跡 散らばった糸くず そこにはいない シーラカンスに願い事 魔女は嗤った 色褪せていく日常に 養う恋情 SOSを表した 細くなっていく感情 痺れた指先で握手を |